こんにちは!
「水戸の梅まつり」もいよいよ第3週目に突入しました。
この時期になると、弘道館と偕楽園の梅が80%くらい開花するので、
花見もいよいよピークを迎えます。
そして恒例の週末イベントとして「夜・梅・祭」が開催されるので、
偕楽園の周辺は一年で最も賑わいを見せます。
去年行きそびれたので、今年は「夜・梅・祭」に参加することにしたのですが、
イベント開始時刻近くには偕楽園の周囲の駐車場が満車になる
のはわかっているので、電車で行くことにしました。
水戸市外や県外から来る方に忠告しておきますが、
かなり早い時刻に現地に到着するのが無理な場合は、
赤塚駅や水戸駅周辺の安い駐車場を利用することをお勧めします。
その方が渋滞に巻き込まれずに済みますし、電車やバスの方が移動はスムーズです。
水戸駅に着いたのは16:30くらい。日は傾いてきていますが、まだまだ明るいですよね。
今回の「夜・梅・祭」では、弘道館のライトアップが初公開だそうで楽しみなんです。
銀杏坂を上ろうとしていたら・・・
そういえばさぁ、水戸バー・バル・バールって今日までじゃなかった?
あれ、そうだっけ?明日までじゃなかった?
違うわよ。昨日から始まってて今日までだって。
なに!じゃ、今日は「夜・梅・祭」とダブルってこと?
というわけで、急きょ「水戸バー・バル・バール」へ参加することに。(笑)
僕らはこれで2回目になるのですが、ご存じない方のために説明しておきます。
「水戸バー・バル・バール」は、「飲み文化の復興によるマチナカの賑わい創出」を目的に
水戸市内の飲食店151店舗が参加して行われる「日本最大級の飲み歩きイベント」。
今回で8回目を迎えます。
参加するには、「前売チケット」か「当日チケット」を購入する必要がありますが、
面倒くさがりな僕らは、いつも「当日チケット」を購入することにしています。(笑)
チケット販売所は市内のあちこちにありますが、わかりやすいところは3箇所。
水戸駅の改札付近にある「水戸駅構内観光案内所」
水戸市宮町1-1-1 029-221-6456
「まちなか情報交流センター」
水戸市南町2-6-12三栄ビル1F 029-233-7761
「泉町会館」
水戸市泉町2-3-17
では、さっそくチケットを購入してみましょう!
チケットは4枚綴りになっていて、前売3,300円、当日3,700円。
原則として、1店舗に付き一人1枚(1回)のみ利用可能ですが、
4枚を数人で分けることもできますし、追加購入も可能です。
期間中に使い切れなかったチケットは、「後バル」参加店で1枚720円の金券として利用できます。
切り離したチケットをお店の人に渡したら、左側の欄にスタンプを押してもらいましょう。
4つ集まると抽選でプレゼントがもらえるんですよ!
チケットを購入すると「公式ガイドマップ」を渡されるので、それを見ながら移動です。
ちなみに、エリアは「駅南エリア」、「北口・銀杏坂エリア」、「宮下銀座エリア」、「南町エリア」、「くろばねエリア」、「泉町エリア」、「大工町エリア」の7か所に分かれていて、各エリアに特色のあるお店が点在しています。
入ったことのないお店でも、ちょっと一杯のハシゴ酒で「お気に入りのお店」かどうか試せるという点が、バー・バル・バールの魅力であり醍醐味と言えるでしょう。
水戸の街には僕らも入ったことのない、知らないお店がたくさんあります。
バー・バル・バール参加店の前にはこういう張り紙が出ています。
マップであらかじめ目星をつけ、気に入ったメニューのお店に入るといいでしょう。
さぁ、今回はどこから行こうかな・・・
北口とか銀杏坂、宮下銀座エリアにも気になるお店はあるけれど、前回入った「Wine&Cafe M’z by MINATOYA」良かったよね。
そうだね。また行こうか!
Wine&Cafe M’z by MINATOYA 水戸市南町1-4-24 029-224-3743
ディナータイムは18:00からだって・・・
まだ早いなあ。1時間以上もある。
では、前回のメニューをご覧にいれましょう。
MINATOYAさんがあるのは南町エリア。
もともと酒屋さんだったので、お酒の種類が豊富でとても良いものを置いているんですよ。
このグラスワインもかなりの上物で、つまみとよく合っていて言うことナシ。(笑)
さぁ、当てが外れちゃったし、どうしようか・・・
前回来たときって、もっと遅かったと思うけど、17:00くらいだと始まってないところが多いみたいね。
ここなんか前を通るたびに魚が美味しそうって思うんだけど・・・
そうね。でもまだ早いみたい。
fanfareだって。
新しいバーができたんだね。
おや、その隣のPICOは始まってるみたいだよ!
いいじゃない。入ってみようよ。
CAFE PICO
水戸市南町3-3-30オノセビル1F-B 029-231-7760
ここもワインとつまみが美味しいお店。
今回のバーバルメニューは、ピザとグラスワイン。どちらもとても美味しい!
良いワインだったね!ちょっとほろ酔いかな。(笑)
そうだね。でもまだこんなに明るいよ~!いつの間にか日が伸びたんだね。
どうする?
弘道館のライトアップにはまだ早いし・・・
泉町あたりならやってるお店があるんじゃないかな?
ブラックバードはまだみたいよ。
残念。じゃ、どこにする?
そういえばさ、泉町エリアのところに「ぐぁらんどう」が載ってなかった?
「ぐぁらんどう」? どういうお店なの?
行けばわかる。ここ、ここ。
ぐぁらんどう
水戸市泉町1-3-14田村ビル2F 029-226-5526
へぇ~っ。良い感じのお店じゃない!
なんかとても落ち着く感じ。
年季が入った、バーらしいバーって感じね。
僕が小学生の頃からあって、一度入ってみたかったんだよ。
今年で36年目なんだって。常連さんが多いみたいだね。
じゃ、ビールで乾杯!
このチリビーンズとポテトサラダとキッシュ、すごく美味しい!
ちゃんとしたスタンダードなバーの味だよね!
ここのママ、実は有名なミュージシャンなんだよ。
そうなの?
後でもう一度来よう。ママの演奏と歌が聴けるみたいだから。
お、だいぶいい感じになってきたじゃない。
ここも新しいお店みたいだね。
常陸牛のすき焼きだって。
さぁ、郵便局の前まで来たよ。ここから県立図書館の方へ曲がって、公園の方から弘道館へ行こう。
おおっ、いい感じにライトアップが始まってる!
きれ~い!
塀越しに見える梅が良い感じだよね・・・
うわ~っ、素敵!
中がどうなっているのか気になるな~!
今夜は入場無料なんだって。粋な計らいだよね。
夜の弘道館なんて初めて見た。
初公開だから、他の人たちもそうなんだろうね。
昼間見るのと印象がずいぶん違うね・・・
庭も幻想的・・・
遠くから見ると雪みたいじゃない?
そうだね。まるでクリスマスのライトアップみたい・・・
ここから見える正庁も昼とは違う感じだよね。
予想してた以上に良いじゃない!
うん。わざわざ水戸駅で下りて、戻ってきた甲斐があったよね・・・
でもさぁ、意外と来てる人の数が少なくなかった?
多分偕楽園の方に人は集まってるんだろうけど、これを見た人は少ないかもよ。
ちょっと得した気分!
さぁ、19:00をまわったし、急いで偕楽園へ移動しよう。
そう急かさないでよ。
銀杏坂から大工町までバスで行こう。
どれに乗っても方向は同じだから、来たやつに乗ればいいのよね。
ちょっと歩いたけど、常盤神社の鳥居が見えてきたよ。
こっちは賑やかだね~
あれは、デジタルアート作品なんだって。人が横を歩くと色が変わるんだね。
能楽殿でも何かやってる・・・
面白そうだけど、早く本園の方へ行こう。
うわ~っ、こっちも見事なライトアップ!
すごくない?
色が怪しくていい感じ!
おや・・・?
きれ~い!
かわい~!
これは・・・?
梅の花!
花壇かな?
どれもキャンドルでできているんだね。
ライトアップされた好文亭もきれい!
下の方の赤いのは・・・?
光の河!
すごい、きれ~い!
なんて素敵な光景なのかしら!
そうだね。ロマンティックな感じだよね!
うわ~っ、花火が始まったよ!
偕楽園の中が夢のような・・・現実の光景じゃないみたい。
来てよかった!水戸は本当に粋なことするよね・・・
じゃ、バー・バル・バールの続きと行きますか!
ここは大工町エリア。Tonkoというのは新しくできたお店なのかな。
やっぱりさぁ、「菊之助」行こうよ。お鮨が食べたい!
そうだね。お酒もいいもの置いてるしね・・・
鮨処 菊之助
水戸市大工町1-3-17 029-221-7500
前回ここで飲んだ「だっさい」を期待していたんだけど、売り切れちゃったんだって。残念!
でもさ、「すいえんのまと」もかなり美味しいよ。常陸大宮市の酔富銘醸さんのお酒。
実は茨城ってさ、「霧筑波」、「武勇」、「渡船」とか、レベルの高い日本酒が多いよね。
良い色と艶・・・
醤油を塗って・・・
おいし~!日本酒と一緒に頂くと最高に幸せ!
あまりの美味しさに追加注文を頼みたくなるけど、また今度。(笑)
「菊之助」の親方は、日本酒は県内外を問わずこだわって置いているんだって。
とても美味しかったです~!
ごちそうさまでした。また来ます!
どうもありがとうございました~!
さぁ次は・・・最近できたばかりの「みと楽横丁」。ここもやってるのかな?
良い感じに賑わっているけど・・・
どうも参加していないみたいだね。
良い感じのお店が並んでいるから、日をあらめてまた今度来ようよ。
さぁ、旦那横丁を通り過ぎて・・・
どうする?(笑)
ここ入ってみようよ・・・おなかすいたし、山椒麺か汁なし担々麺かな。
北京
水戸市五軒町3-6-8松の木ビル1階 029-232-3055
お!面白いものが並んでるよ!
あれが鹿の・・・?
汁なし担々麺が来たよ。ピーナッツとゴマの香ばしい風味に唐辛子が効いてる!
ママ、これって四川料理なの?
そうだけど、日本人向けにしてあるよ。本場の四川料理は辛すぎて日本人誰も食べられないよ!
そんなに辛いの! (笑)
ここの担々麺、ちゃんとしててとても美味しかったね。
大洗のバンセンストアに通じるものがあるよね。
そうそう、アットホームで、ママもお店の人たちもウェルカムな感じで、また来たくなる感じ。
さぁ、お次は・・・「穴とら屋」の誘惑を振り切って・・・(笑)
目指すは再び「ぐぁらんどう」!
到着すると、常連さんのジャムセッションの最中。どちらもかなりの腕前。
こちらも息が合ってます。
まず、サラダとオムレツを注文して席につくと・・・
(すごく美味しい!)
ママの演奏が始まりました。
アニマルズの「朝日のあたる家」なんて渋い!
ママの小野和子さんは、1970年代にプロのフォ-クシンガ-として活躍していた人。
フォークフェスティバルなどで「飛び切り歌のうまい水戸2高生」として知られ、1969年のTBSのオーディションに合格してデビュー。
高校生のフォークソングクラブを結成して水戸で演奏活動をしていたとか。
フォークが大ブームだった当時、小野さんは「日本のジョーン・バエズ」と呼ばれ、都内のライブハウスをはじめ全国を演奏してまわり、シングル版を数枚、カップリング版も数多く発表したそうです。
僕はフォーク世代ではありませんが、「中津川フォークジャンボリー」とか岡林信康、あがた森魚、三上寛といった名前は知っていますし、友部正人さんの演奏は20年以上前に関西のイベントで聴いたことがあり、高田渡さんのCDは数枚持っていました。(渡さんのご冥福をお祈りします。)
小野さんの同時代のシンガーは、五輪真弓、イルカ、尾崎亜美、中島みゆき、八神純子さんなどのようです。
この日は3曲ほど披露してくれたのですが、演奏も歌も情感がこもってて、すごく良かったです。
やっぱりプロは違いますね!
こちらは息子さん。厨房に立ちながら、時々演奏してくれたのですが、ものすごい腕前のブルース&ロック・ギター。
「カーティス福田」でプロデビューし、「イエロー・ブルースマン」こと大木トオルさんと一緒に活動しているんです。(「カーティス」の名付け親も大木さん。)
クラプトンに憧れて昔ブルースギターをやっていたうちのかみさんも隣で夢中で聴いています。(笑)
僕は楽器はやりませんが、学生時代に大阪や京都のライブハウスやイベントなどで写真を撮っていたことがあります。
今夜水戸でそういう空気に再び触れるとは予想していませんでしたが、「ぐぁらんどう」で、懐かしく楽しいひと時を過ごすことができたので、とても良かったです。
泉町会館に4つ集まったスタンプを提出しに行くと、「水戸バー・バル・バール実行委員会」の方々が。
今日は堪能されましたか?
もちろん。最高の夜でしたよ!
水戸の街に乾杯!
水戸にはまだまだ僕らの知らない世界があるみたいです。
次回のバー・バル・バールが楽しみですね!それではまた。