水戸市ラヴィ プロヴァンソの南仏家庭料理

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忙しさにかまけていたら、いつの間にか季節が変わっていたようです。

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玄関のドアを開けたら、暖かい風が吹き込んできたので、
どこかへ出かけたくなりました。

この季節、水戸で行くところといえば・・・偕楽園!
去年も行きましたよね。

今年こそは偕楽園で梅酒を飲もうって思っていましたが、
残念なことに、叶いませんでした。

僕らが行ったのは、3月29日(土)。梅から桜へと移り変わる時期です。

さて、花見の前にまず腹ごしらえといきましょう。(笑)
偕楽園のそばに素敵なお店があるんです。昨年も行きましたよね!

水戸にいながら、本格的なプロヴァンス料理と南仏の雰囲気を味わえるお店と言えば・・・
そうです!ラヴィ プロヴァンソ(Ravi Provencau)。

前回はお茶だけでしたが、今回はランチメニューに挑戦!

ここは常磐町の閑静な住宅街の中にあり、風致地区で目立つ看板もなく、
ちょっとわかりづらいかもしれません。

水戸市常磐町2-9-49

この保存樹に指定されている大きなクスの木が目印。

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隣には見事な枝垂れ桜があり、ラッキーな事に満開でした。

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入ってみると、すでに店内はほぼ満席状態。天気が良いので今回も外の席へ。

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なんてさわやかな午後なんでしょうか。
こんな日にこんな素敵な場所で、ランチをいただけるなんて幸せです。
神様に感謝しなきゃ!

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なんだか本当に南仏に来ているみたいで、席についた途端、気分が高揚してきましたよ!

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席まで案内してくださったのは、ご主人と一緒にここを経営されている富田ちなつさん。

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兵庫県生まれの水戸育ち。
建築関係の専門学校を出て、大手建設会社に入社し、
2級建築士の資格も取ったという経歴の持ち主。

ちなみに入り口の看板も彼女の自作。プロの腕前ですよね。

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高校生の頃パン屋さんでアルバイトして知った、お菓子作りの楽しさが忘れられず、
23歳の時、渡仏してパリでお菓子や料理、パンの作り方を学んだんだそうです。

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その後29歳の時に再び渡仏して、プロヴァンスにあるシャンブルドッグ(民宿)で
住み込みで料理を教わっていた時に知った、オルガさんというお母さんの
南仏家庭料理にすっかり魅了されたのが始まりなんだそうです。

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すごい情熱と行動力ですよね。

ちなつさんはオリーブやトマト、ハーブ、バジルや海の幸など、
その土地でとれたものをふんだんに使った南仏の家庭料理を日本人に伝えたいと思ったそうです。

そこで2007年に自宅で「モンシュシュ(mon chou chou)」という
南仏家庭料理、フランスパン、フランス菓子の教室を開き、
2012年にこの場所に「ラヴィ プロヴァンソ」をオープンさせたのだそうです。

モンシュシュは現在、ラヴィ プロヴァンソの隣の部屋で開かれていて、
ちなつさんは年に一度オルガさんに会うために南仏へ行くそうです。

ラヴィ プロヴァンソの料理は、出来る限り地元茨城産のものを使い、
ご主人と交代でつくってらっしゃるとか。

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ラヴィ プロヴァンソのコンセプトは、「楽しい雰囲気の中で、南仏プロヴァンスの空気を伝えること」。

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ちなつさんは、とても明るくフレンドリーな方なので、
ブログで紹介したいという旨を告げると、写真撮影を快くオーケーしてくださいました。

というわけで、この日の午後は、南仏プロヴァンスランチ撮影会となったのです!

ランチは前菜のついたコース、サラダランチ、サンドイッチプレートなどから選べます。

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最近ちょっとダイエット中なので、(笑)
かみさんは「食いしん坊のサラダ+デザートとお飲み物」
僕は「サンドイッチプレート+デザートとお飲み物」にしました。

ところが、僕たちのためにちなつさんが特別にコース料理の前菜
を出してくださったので、まずそれからご覧に入れましょう。

玉ネギのタタン、鶏レバーのパテとエシャロット赤ワインソース

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レバーのまったりとした感じと、エシャロット、パイ生地のサクサクした感じがマッチしています!

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北海道産ホタテの軽いマリネ、レモンクリームソースと野菜のエスカベッシュ添え

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ホタテとレモンクリームのさわやかさが合いますね~!

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食いしん坊のサラダ

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かみさんによれば、ドレッシングとピクルスが特に美味しく、サラダだけと思っていたら
パンやパスタも付いていたので、ボリューム的にも大満足とのことです。

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サンドイッチプレート

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こちらもボリュームがあって食べごたえがあります。
シンプルな取り合わせのサンドイッチですが、やっぱりドレッシングが美味しい。

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そして、このパンのなんとも言えない素朴な味わい。
このパンもサラダに付いてるパンも天然酵母の自家製ですが、種類が違うんです。

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南仏料理は初めてだったのですが、プロヴァンスの家庭料理には、
日本の母親がつくる「煮っころがし」なんかに通じるものがあるかも!

フランス料理と言っても、気取っておらず、とても素朴で、
手作りの温かみを感じるという意味です。

ちなつさんによれば、ランチはプロヴァンス風ですが、
ディナーはちょっと趣向の異なる「地中海料理」なんだそうです。

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ワインもいろいろ揃えているようなので、夜も期待できそうですね。

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おっと、食後のデザートを忘れるところでした!

林檎のクランブルとバニラアイス(1日限定3個)に興味があったのですが、
今日は売り切れということで、ティラミスプロヴァンサルにしました。

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イタリアンのこってりとしたティラミスとは違い、あっさりした美味しさでした。

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最後はエスプレッソとメレンゲ。

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このメレンゲは本当にふわっとしていて、口に入れるとシューッと溶けていきます。

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前回飲んだ「スパイスキャラメルオレ」もそうでしたが、
アニスのさわやかな香りが口いっぱいに広がっていきます。

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最後に、建物の中をお見せします。

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これらはみな、ちなつさんがフランスで買い入れてきたアンティーク。

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お土産に、お菓子やハーブ、スパイスもあります。

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写真はちなつさんが南仏で撮ったもの。

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ここは料理が美味しいだけでなく、お店の隅々までちなつさんとご主人の
愛情と思い入れを感じられるのが、特に女性客に人気の理由なんでしょうね。

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ジジも歓迎してくれますしね!

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ちなつさんの夢は、オルガさんのように来た人をいつも
暖かく迎え入れる民宿を南仏で開くことなんですって。

その時はぜひ遊びに行きたいですね。

水戸と偕楽園を訪れる際には、ラヴィ プロヴァンソにも立ち寄って、
プロヴァンスの空気を感じてみてはいかがでしょうか。

ラヴィ プロヴァンソ(Ravi Provencau)
水戸市常磐町2-9-49 029-291-8727
火曜~土曜11:30~14:00 18:00~20:30 日曜11:30~14:00 月曜定休
*駐車場は店の前に数台分と近くに別の駐車場があります。

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