水戸の見川町にちょっと変わったパン屋があります。
イタリア料理店フリッツアの向かいの路地を入ったところの
普通の一軒家の一階でパンを製造・販売しているんです。
ちょっと目立たない感じですが、人気店のようで、いつ行っても売り切れ間近。
オーナーの方は、もともとパンが好きで、パンを焼く仕事をされていたそうです。
自宅の購入をきっかけに、一階部分を店舗に設計して、
パン屋を始めたのが「ハコパン」の始まりのようです。
そして、子どもを持つようになり、輸入食材などの安全性が気になるようになり、
パンの材料にこだわるようになったのだそうです。
ハコパンで使っている材料は、
北海道産の国産小麦粉
国産きび砂糖
天然塩
水
秋田県白神山地の野生酵母「白神こだま酵母」
だけなんですって。
ちょっと他では聞いたことがありません。
材料の仕入れ、製造販売までひとりでこなされていて、
毎朝3時に起きて、ひとりでパンを焼くそうです。
毎日パンを焼くのは重労働だと思われるのですが、
ご主人の理解と協力、お客さんの喜ぶ顔が励みとなって、
楽しんで続けているそうです。
そういうのって良いですよね。
パンの種類は、食パン、ソーセージパン、クリームパン、
焼きカレーパン、メロンパン、くるみパン、プレーンベーグルなど豊富ですが、
この日も売り切れ間近。(笑)
どのパンも生地がしっかりしていて「こし」があり、
他所で買ったパンにはない噛み応えがあります。
僕のおすすめは、くるみパン、クランベリー、クリームチーズ。
工場で大量生産されたパンにはない、手作りの素朴な味わいが印象に残ります。
平日のお昼前なのに、次々とお客さんが来て、売り切れてしまうのもわかる気がします。
ハコパン HacoPan
茨城県水戸市見川町2131-1053/080-3561-8585
10時~17時(売り切れ次第終了)/日曜日、月曜日、祝日休み
*駐車場は店の前に数台分あります。